
富山県の魅力!!
いきなりですが、皆さんは何を思い浮かべますか?
【薬売り】【黒部ダム】【ホタルイカ】
ではないでしょうか。
あまり印象が無いのが本当のところだと思います。
富山が誇る海の幸と伝統工芸が生きる
富山の魅力をお伝えします。
富山湾の魅力、四季を通して多彩な海の幸
富山港は立山連峰から流れる栄養分たっぷりな水
と沿岸から急激に深くなる地形です。
海底には多くの谷があり魚介類にとっては最高の
住み処となっており【天然のいけす】といわれています。

富山県の珍味といわれる魚【ゲンゲ】
水深200mより深い場所に住む深海魚で
幻の魚と呼ばれています。漢字で【幻魚】と書きます。
見た目はあまりよくありませんが
コラーゲンもたっぷりで女性にもおすすめな魚です。

富山湾といえばコレ!!

出世魚として知られる、富山湾を代表する【ブリ】
日本全国に誇るブランドにもなっている富山のブリ
は脂が乗っていて身がしまっており
とろけるような美味しさ、まさに絶品です。

白えびに富山県(高志)の紅ガニ
まだまだあります。
美味しい富山の海の幸
すぐにでも食べたい方はココ!!
約45年前に富山県氷見市にある民宿【磯波風】
富山市の割烹【扇】は
ブリしゃぶ発祥とされています。
他にも発祥の物として
【鱒寿司】や【昆布締め】などもあります。
富山が誇る歴史と発祥、伝統工芸品の魅力
富山には歴史に残る数々の発祥、伝統工芸品があります。
富山の薬売りは有名ですね。
他にも定置網やチューリップ栽培
富山の発祥と歴史を少しご紹介します。
富山を代表する【越中富山の薬売り】

富山県(越中国)は江戸時代初期、富山藩二代藩主前田正甫(まえだまさとし)は、医薬の知識に通じていたといわれ、薬によって領民の救済を行うだけではなく「越中富山の薬売り」として知られている配置薬というビジネスモデルを考えた人物です。
富山の産業、製薬・売薬を有名にした人物です。

富山県は今でも【薬都】薬の街として有名です。
薬売りより古い歴史を持つ定置網
およそ450年前、織田信長の時代、薬売りの時代より100年前ワラで作った網を用いる漁法が誕生しました。
明治34年前までは【台網】と呼ばれていました。
明治34年制定の漁業法により【定置網】と呼ばれるようになりました。

今でも富山湾における漁業は定置網が主流で漁港から20分以内の場所がほとんどで定置網でとれた魚は早朝に水揚げされ鮮度は抜群です。
富山は昔から「魚に対して舌が肥えている」と
よく言われています。
富山のスーパーでは当たり前のように【朝獲れ】と
書かれ魚が売られており美味しい魚を食べる富山の食文化があり、魚に対しては舌が肥えているのも納得です。
富山県の県花にもなっているチューリップの栽培
富山県は冬には雪が降り積もる寒冷地で稲作をしても1年に一度しか作ることが出来ない土地でした。

大正7年に富山県砺波市の水野豊蔵(ぶんぞう)という方が他に何か栽培できるものは無いかと探していた時に初めて聞くチューリップと出会い栽培が始まったそうです。
富山県は日本一のチューリップの球根出荷量を誇り
今現在でも日本一です。
富山が誇る歴史と文化、伝統工芸品の数々
富山県には数々の伝統工芸品
国が指定している伝統工芸品だけでも6種類あります。
【高岡銅器】【高岡漆器】【庄川挽物木地】
【井波彫刻】【越中和紙】【越中福岡の菅笠】
の6種類
国指定ではありませんが「富山県伝統工芸品」
は5種類あります。
【高岡仏壇】【高岡鉄器】【富山木象嵌】
【とやま土人形】【越中瀬戸焼】の5種類です。
江戸時代から続く伝統工芸品【高岡銅器】
江戸時代、二代目藩主「前田 利長」公が
高岡の城下町産業を興すため7人の鋳物師を
呼び寄せ、特権を与え定住させたことが発端です。
銅は耐食性にも優れ風雨にさらされても朽ちる事もありません。
日本の遺跡などから銅器が発見せれているのも耐久性があるからです。
高岡で製造された銅像やブロンズ像は全国各地にあります。
もしかしたら、貴方の街にある銅像やブロンズ像は高岡銅器
かもしれませんね。
高岡銅器は仏具、花器などの小物から仏像や梵鐘
などの大物まで様々あります。
現在ではアニメキャラクターの銅像など多く作られ
高岡銅器は日本全国から世界にも輸出されています
江戸時代から続く伝統工芸品【高岡漆器】
高岡漆器の特徴は【青貝塗】【勇助塗】【彫刻塗】の3つの技法に代表され幅広い作風を楽しめます。
青貝塗は青貝という貝の光沢がある部分を削り花鳥などを装飾しています。
貝を細工した装飾技法を総称し【螺鈿「らでん」】といいます。
勇助塗は江戸末期に石井勇助が中国の明時代の漆器に憧れ、生み出された技法です。
彫刻塗は江戸中期に活躍した名工、辻丹甫の技法が元祖とされています。
19世紀初めに、板屋小右衛門らに受け継がれ現在高岡の彫刻漆器は色漆による色彩技法などによって再現されています。
江戸時代から続く伝統工芸品その他
富山には江戸時代から続く伝統工芸品が沢山
あります。
【庄川挽物木地】
富山県砺波市庄川町は飛騨地方の木材の一大集散地でした。
庄川町に越後屋清次が移住し木地屋を営んだのが
始まりとされています。
トチやケヤキなどの国産木材を使い椀や盆、皿など
があります。
【井波彫刻】
江戸中期、富山県南砺市井波にある瑞泉寺の本堂再建に当たり、京都本願寺の彫刻士前川三四郎に彫刻の技法を習ったことが始まりとされています。
現在では寺院彫刻で培った丸彫りや透かし彫りなどの技を活かし、欄間や置物など色々なものが作られています。
【越中和紙】
越中和紙は、八尾、五箇山、蛭谷(ひるたに)の産地からなります。三つの産地を総称し【越中和紙】といいます。
【越中福岡の菅笠】
菅笠作りの始まりは江戸初期に高岡市福岡町に移住した伊勢国の人が教えたと又は京都の禅僧が伝えたといわれています。
かつて小矢部川流域にあった福岡町は河川の氾濫から沿岸一帯が沼地化し、菅草が自生しました。
この菅草が良質で江戸時代に加賀藩に強く勧められ本格的な菅笠の生産が始まりました。
全国シェアの9割を占めています。
魅力発見!海の幸と伝統が生きる富山県のまとめ
魅力が沢山ある富山県
海の幸と伝統が生きる街をご紹介しました。
富山には有名な観光地
黒部ダムや宇奈月温泉など沢山ありますが
今回海の幸と伝統工芸品を中心にご紹介しました。
富山県の伝統工芸品と美味しい海の幸を食べに富山に観光に来てみてはいかがでしょうか。

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